川越のコエドビール(製造はおそらく東松山)より、春限定のビールが入荷いたしました。
コエドビールは四季に合わせた季節限定のビールを発売しており、それらは毎年変わらず同じように発売されると思っていたのですが、どうやらかなり違うようです。
と、いうのも去年のコエドの春の限定ビールはLike Lightningというピンク色の缶が印象的だったウエストコーストIPAというスタイルのビールで、更にそれ以前は春颯 -Haruhayate-というスタイルでいうとノーマルなIPAのものでした。

そして、今年コエドから出てきた春限定のビールは今回紹介する采葉 -Iroha-
スタイルはLike Lightningと同じウエストコーストIPA、ではありますが店長の印象はかなり違いました。
采葉の方が色味が濃く、Like Lightningよりも軽快感は劣るものの深みはより増している感じ。
もはや違うスタイルなのでは? といった気もしますが味わい的には好みの問題でしょうか。
1つ驚くべきことがあり、采葉とLike Lightningと春颯で1番価格の安いものがなんと采葉。
このご時世、時代に逆行しています。
そんなこんなで色々と変わっていますので、以前に春颯やLike Lightningを飲んだ方も是非改めて飲んでみてください。
少し肌寒い日も多い春の陽気の中、お花見やピクニックのお供によく合うと思います。
ウエストコーストIPAとは?
スタイルについての軽い説明をしておきますと、ウエストコーストIPAは文字通りアメリカ西海岸が発祥のIPA (India Pale Ale)であり、元々ホップの苦みとアルコール度数が高めのスタイルがIPAなのですが、通常のIPAよりも苦みやアルコールが強い傾向にあるとのこと。
ビアスタイル自体、無数にあるのでブリュワリー事にその解釈も様々。
ですので分かりづらくはありますが、采葉を飲んだ時に思ったのは一昔前のIPAってこんな感じのものが多かったような気がする、でした。
ホップの苦みが強く華やかさもあるけれど濃厚さも垣間見える飲みごたえのあるタイプ。
まぁ、采葉に関してはアルコール度数は5.5%ですが。
価格も税込358円とお手頃。
飲みごたえのある辛口のビール好きには刺さると思うこの采葉、来年はまた違うスタイルになるかもしれませんので興味のある方は是非お買い求めください。
