2月4日は立春。
酒造りに適した1年で最も寒い大寒を超え、季節の節目である節分の翌日にあたる立春こそ新酒の記念日としてふさわしい。
そんな立春の朝に搾ったばかりの新酒を、その日のうちにお客様へお届けする。その為には通常の配送では到底間に合わないので、酒屋が自ら蔵までお酒を取りに行き、ラベル貼りを手伝い、お祓いを受けて帰ってくる。(佐野ラーメンも食べてくる)
これが立春朝搾り!
造り手はより大変で、正月頃から仕込み始めた立春朝搾り用のタンクは2月4日の0時ピッタリに搾る最適のタイミングに持っていかなくてはならない。そして当日は0時からお酒を搾り始める。酒屋が集まる時間までにお酒が搾りきれるのか、本数は不足していないかなど事務的なことも含めて全く気が抜けない。
くわな屋も毎年参加して、改めて大変な行事だと思うこの立春朝搾りは味もとんでもない。なんと「純米吟醸の生原酒」というスペック。しかも開華の立春朝搾りに関しては美山錦と五百万石を53%まで磨いたもの。
これが税込み1,620円は正直破格の値段。日本酒にハマるキッカケとしても、最高の1本です。