ラベルで選んだと言っても過言ではない、広島の日本「龍勢 BAILA」のご紹介

龍勢BAILA

竹原市の藤井酒造が造る「龍勢(りゅうせい) BAILA(はいら)
木桶仕込みの日本酒となります。
 

日本酒では、まぁ無いラベルですよね。
それもそのはず、ワインインポーターであるモトックスとの共同開発。

BAILAとは薬師如来の12神将(守護神)の一神である、「波夷羅大将」がモチーフとなっているらしく、自分でも何を言っているのかさっぱりわかりませんが中二心がくすぐられることだけは確か。

波夷羅大将は「はいら」と読むので多分「はいら」でいいはず。
ラベルにも「オン ハイラ ソワカ」とあるので。

入荷を決めた理由

龍勢BAILAラベル

入荷を決めたのは4つほど理由があります。
 

  1. 目を引くラベル
     
  2. モトックスが共同で造っている日本酒はこの龍勢以外にも、山形の辯天とか山口の原田とかあるのですが、評判の良いお酒が多いこと
     
  3. 木桶仕込みの純米酒に惹かれたこと
     
  4. この龍勢を造っている藤井酒造ですが、今年の7月にあった豪雨で被災をしているので少しでも応援になればと思って。(熱海の直後でしたのであまり話題になりませんでしたが)
     

木桶の日本酒についてより詳しく

 
よく、杉樽仕込みの樽酒と勘違いされがちですが全く違うもので、特別木の香りなどはありません。

木桶とは主に、数千リットル入るホーローやステンレス製の仕込みタンクの、それの木製のものを差します。

基本的に何年も使うものですので、初年度は木の香りもするそうですが数年経つと直接的な木の香りは感じられなくなるんですよ。

仕込みタンクとして使う直径も高さも数メートルある巨大な木桶。
現在は作れるメーカーも全国に一社、大阪の藤井製桶所のみ。

それほどまでに衰退したこの木桶。
デメリットは手入れが大変だったりコストの面などがある一方で、どんなメリットがあるかというと。

具体的には説明しづらいのですが、なんかいいお酒に仕上がるんですよね。
木桶に生息する天然の乳酸菌などによるものでしょうか。

くわな屋でもこれまでも様々な木桶で醸した日本酒が入ってきましたが、その多くは華やかというより上品で落ち着いた旨味のあるお酒でした。
 

味わいについて

 
このBAILAの味わいもクリーミーで口当たりの良い柔らかな酸味が魅力的です。

食中酒ですね。

辛口か甘口かはあまり意識しないでほしいところですが、しいて答えるのであればほどよい辛口。

実は最初開けたときにワインでいう還元臭のような感じでちょっと香りがツンとするかなと思ったのですが、時間が経つにつれて香りも落ち着き味わいもどんどん美味しくなりました。

そんなワイン的な良さもあると思います。

数日~数週間かけてゆっくり飲む方にもオススメです。
 

スペックと価格

 
広島の八反錦を使用した精米歩合60%特別純米酒

価格は720mlで1,980円となっています。
一升瓶を入れるかどうかは現在未定。

是非応援のためにもよろしくおねがいします。