長野県の信濃錦さんより「超玄S91」というかなりこだわりの強い、とがった日本酒が入荷いたしました。
ちなみに、蔵の名称は宮島酒店。南アルプスの西の伊那市にあります。
酒造りのこだわりというのも蔵ごとにありますが、信濃錦さんのこだわりもなかなか凄いですよ。
日本酒はすべて「純米」で使うお米の殆どは地元で栽培された低農薬や無農薬のもの。
そしてお米をあまり磨かない「低精白」のお酒にも力を入れています。
超玄とは
その中でこの超玄というシリーズのお酒はお米をほとんど磨かない低精白のものになります。
そして超玄シリーズは後ろの記号も意味があって、蔵元の伝票も「超玄S91」と書いてありますしレジに登録する際も記号とか使えないので「超玄 S91」で登録していますが正確には違います。
超玄S^‡91
これが実際の商品名となるのでしょう。
Sは山恵錦(さんけいにしき)というお米を使っていますという意味。たとえば「ひとごこち」だったらH
^は契約栽培のお米。vとあったら自社栽培米
‡ は無農薬米を使用という意味で、† だったら低農薬米。何もなければ慣行農法。
そして91が精米歩合。
興味があれば 信濃錦 記号 などで検索すると詳しく出てきます。
味わい的には?
で、味わい的にはどうなのかということなんですよ。
もともと日本酒の価値や価格の大部分は精米歩合のみで決められていました。
理由としてお米の外側の部分には、お酒にした際に雑味につながる脂質やタンパク質が多く含まれているからというもの。
いつしか数値が低ければ低いほど美味しいお酒になる、というイメージが出来上がり精米歩合が低いほど高級なお酒となっています。
で、実際に精米91%の超玄を飲むと「今の醸造技術を使うと低精白でもこんなに美味しいのか」と驚きます。
香りは臭みもなく穏やか。
メーカーのパンフレットには「トロピカルフルーツさえも感じさせるその香味」とありますが、近年の香り系酵母を使用した純米吟醸酒のトロピカルな香りと比べると全然違うのでご注意ください。
そして、滑らか。
実際に低精白だと脂質が多いせいか、口当たりは滑らかで甘味酸味苦味といった味わいがうまく調和した日本酒になっています。
飲み方など
飲み方としては常温。
気温はとんでもなく暑いですが、余裕があればぬる燗もいいと思います。
料理と合わせるなら、メーカーの受け売りですが「燻製やチーズ、炭火焼き」など。
大人のバーベキューなどでも相性は良さそうです。
旨味がまろやかに広がる感じを楽しんでみていただきたいです。
価格は720mlが1,496円。1800mlが2,992円
となっております。
最後に
ラベルにあるQRコード先のURLを貼っておきます
https://www.miyajima.net/sogen/#Chogen
youtubeの動画とかもあるので興味があれば見ていただくと、信濃錦のことがより深くわかるかと思います。