2011に起こった東日本大震災の翌年から、毎年この時期に一ノ蔵さんから発売されているのが今回紹介する「一ノ蔵 3.11未来へつなぐバトン」です。

蔵元の売上げは全額寄付
一ノ蔵さんではこのお酒の売上げの全てを「ハタチ基金」へ寄付。
ハタチ基金とは
東日本大震災発生時に0歳だった赤ちゃんが無事にハタチを迎えるその日まで。ハタチ基金は被災地の子どもたちに寄り添い20年間継続的に支援を行う基金です。
とのことで興味のある方は直接公式のホームページやSNS等を御覧ください。
一ノ蔵さんもこの未来へつなぐバトンを、最初の発売時の時から「20年間販売し続ける」と申しており2025年は14回目の販売。
くわな屋でも毎年仕入れていく所存ですので、毎年震災のことを忘れないようにする為にもなるべく毎年飲んでいただきたいと思います。
で、味は?
酒飲みからすると「で?肝心の味は?」ということになるかと思いますが、さすが宮城県イチの規模を誇る一ノ蔵のお酒であり、このお酒に関しては「普段はあまり日本酒を飲まない」という方も多く口にされることを考慮されている感じがします。
つまり美味しい。
香りもフルーティ過ぎず当然臭くもなく、味わいも旨味はしっかりあるけれどもクリアで飲みやすい多くの人に受け入れられる味わいとなっているかと思います。
お米も宮城県で生まれた酒造好適米「蔵の華」を使用。
お米の特性としては山田錦などと比べると幾分スッキリしている感じでしょうか。もちろん酵母や造りで大きく変わるので一概にそうだとは言えませんが。
結論、酒飲みなら深く考えず飲みましょう。
買って飲むだけで社会貢献できることなんてそうそうありません。 ただし、周りに迷惑はかけず品よく飲みましょうね。
主なスペック

造り | 特別純米酒、原酒 |
原料米 | 蔵の華 |
精米歩合 | 60% |
日本酒度 | -2~±0 |
保管 | 常温可 (冷暗所以下推奨) |
720ml | 1,650円 |
1800ml | 3,300円 |
