くわな屋のワインの保管は主に地下です

くわな屋地下倉庫

ワインというものは酒屋が扱う中でも非常に管理に気を使う商材です。特にナチュラルワインというものは酸化防止剤が極端に少なく、高い気温の中だと簡単に劣化し吹きこぼれてしまいます。

6月~8月の暑い日は室内の日陰でもエアコン無しでは30度以上になるかと思いますが、そのような環境ではまず耐えられません。

ワインは電気式のセラーで保管するのが一般的ですが、酒屋の場合だと安いものも含めて数百~数千本も在庫として持っていまして、部屋をまるごとセラーとして温度を下げたほうがコスト的にもまだマシなのですが、それでも非常に大変です。
(くわな屋も日本酒の生酒用など色々な冷蔵庫に冷蔵室を持っていますが、一般家庭とは桁違いの電気代になりますし、ワインの場合は温度の関係から日本酒の生酒とは別で保管する必要があります)

そこでくわな屋ではワインをどう保管しているのかということになるのですが、くわな屋の地下は倉庫となっており、ワインを含めて常温で管理をするべきものはここで保管をしております。
1年を通して気温は10~16度くらい。湿度もやや高めではありますが、光も入りませんしとても安定しているので特にワインにとっては非常に良い環境です。
広さはだいたい、くわな屋の店内と同じくらいあります。
 

真夏前の温度計

店内に関してはもう少し室温を下げたいとも思っていますが、暑い時期はエアコンを24時間可動させております。
陳列してあるワインも、高級なものはセラーに入れております。
(将来的には店内でもより適温で保管できるようにとも考えていますが、現状はこれでご勘弁ください。)

で、結局何がいいたいかといいますと、自然派ワインを扱うだけにワインの保管に関しても極力気を使っていますので、くわな屋に到着後に気温が原因でワインが吹き出したということはありません。

健全で美味しい自然派ワインは、安心してくわな屋でお買い求めください。
というお話でした。