司牡丹の純米酒が入荷いたしました。
司牡丹は高知県の佐川町にあり、全国の酒蔵の中でもトップクラスの郷土愛と、そして辛口へのこだわりが強い酒蔵という印象です。
お酒の紹介
早速ですが今回紹介するお酒の名前は「なかま酒」。ラベル等にも書いてありますが、2つの意味があるそうで一般的な「同志」としての意味と、土佐弁での「共有」の意味があるとのこと。
杯を「なかま」にし、席も「なかま」にし、何でも「なかま」にし酌み交わす、とラベルにも書かれています。
さすが酒飲みの多い高知県ならではの楽しい考え方。
軽く脱線し日本酒度や司牡丹のお話
このなかま酒はズバリ辛口。日本酒度は+9。 個人的にはあまり日本酒度で味わいを語りたくはないのですが、流石に+9ともなると超辛口や大辛口に分類される特有のドライな印象が強く感じられます。
尚、日本酒度とは液体の重さを数値化したもので重いほどマイナス、軽いほどプラスの数値になります。
重いということは糖分が多いので甘口と言われ軽いということは糖分が少なく甘口になる・・・という理屈なのですが残っている糖分もオリゴ糖とブドウ糖ならブドウ糖のほうがより甘く感じますし、酸によっても甘味の感じ方は変わってくるのであまり参考にしすぎてはいけない数値なのですが、公表されているとやっぱりチラッチラッと見てしまう、というそんな項目。それが日本酒度。
そんな中で司牡丹こそ「世の中には日本酒度は高い割に甘く感じるお酒が多すぎる」と語るほど辛口へのこだわりが強い酒蔵ではあるのですが、店長の印象では司牡丹の日本酒ってとてもキレイで一口飲んだだけだとあまり辛口って感じないんですよね。
何杯か飲んだり、食事とのペアリングだったり、司牡丹の後に他の日本酒を飲んだりすると「司牡丹はやっぱり辛口だなぁ」って感じることが多いです。
なかま酒の味わいなど
さて、だいぶ「なかま酒」の説明ではなく「司牡丹」のおおまかな説明になっていましたが、魚介類を含む居酒屋での料理との相性は総じて抜群。
ちょっと酔った後に気の合う「なかま」と気兼ねなく飲むのにも理想の日本酒ですのでどうぞお買い求めください。
香りもこれだけ辛口の日本酒の中ではキレイに感じられ、そしてスッキリというより余韻がスッとキレる美味しいお酒。
ただ、フルーティでちょっと甘いようなタイプの日本酒が好きな方へは他の日本酒をおすすめ致します。
スペック
造り | 純米酒 |
保管 | 常温可(冷暗所以下推奨) |
原料米 | 掛米:コシヒカリ、北錦 麹米:五百万石 |
精米歩合 | 70% |
720ml 価格 | 1,530円 |
1800ml 価格 | 3,050円 |