※ 2024年入荷分は売切れました
忍者の里としても有名な三重県北西に位置する伊賀の銘酒、若戎より新しくなったシン・若戎ことワカエビスプラスの001番が登場です。
ちなみに、自分は勝手にこの若戎は忍者が立ち上げた酒蔵だと思っております。
ともかく、このワカエビスプラスですが見ての通りにかなりポップなラベルではありますが中身は本物。
つい最近行われた酒屋向けの「新酒の試飲会」においても高評価、上位の人気でした。
実際にくわな屋の立ち飲み場でも開けてみましたがお客様の反応もとてもよかったです。
と、いうことで安心して手に取ってください。
お酒の紹介
味わい的にはりんご系とバナナ系の香りがキレイに融合していて、軽いガス感もあります。
ワカエビスプラスの奇数ナンバーは酵母へのこだわり、偶数ナンバーこそガスへのこだわりのようですが個人的にはこの001の微妙なガス感はお酒を引き締めるアクセントとしても心地よかったです。
尚、どんな酵母を使用しているかというとフルーティなタイプでは定番の1801酵母と、三重県独自のMK1酵母。
簡単な説明は裏ラベルに書いてありますが、若戎の説明をそのまま引用すると、きょうかい1801号は「香:美しく優雅なベリー系、味:リッチで贅沢」、三重県MK1は「香:軽やかなバナナ系、味:素直で若々しい」とのこと。
なんとなく、説明があるからかもしれませんがバランスが良い割に味わいが階層的に感じられる気がして美味しいです。
スペック、価格など
造り | 純米吟醸酒、無濾過、生原酒 |
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保管 | 要冷蔵 |
原料米 | 神の穂、三重山田錦 |
精米歩合 | 60% |
酵母 | きょうかい1801号+三重県MK1 |
成分 | 非公開 |
720ml 価格 | 1,980円 |
と、こんな感じ。
蔵元からは1800mlも発売されていますが、当店では720mlのみを取り扱っています。
最後に、これまでの若戎の印象など
以前の杜氏さんの頃の話ですが、若戎って自社酵母が非常に多い酒蔵だったんですよ。
杜氏さんのインタビューといったようなものをどこかで読んで、その頃はその酵母の多さが若戎の魅力だと思っていたんですよね。
今の杜氏さんに変わられて、自社酵母を使用する路線からスタンダードなきょうかい酵母と三重の酵母を中心に変えていくと聞いた時は魅力が薄まるような気がしたものです。
変わった個性は失われましたがお酒そのものは美味しくなった、とここ最近強く思うようにました。
そして、登場した新シリーズのワカエビスプラスはなかなか面白そうで今後も期待したいです。