神社への奉納などでよく、2本や3本の日本酒、一升瓶を縛っているのを見たことのある方も多いと思います。
(○本縛り以外にも、○本くくり、○本結きなんて言われたりもしていますね)
大抵の酒屋さんであれば買いに行ったその場で縛ってくれると思います。くわな屋でも普通に縛ります。
とはいえ、やはり酒屋ごとに細かな違いもあると思いますし、そもそも酒屋に入ったこともないという方も多いと思われる昨今、くわな屋ではどうなのかという辺りを説明したいと思います。
縛れる本数は?
2本か3本か5本の3種類。(最近は滅多に5本縛りなどは聞かれなくなくなりましたが普通に縛れますよ。それと1本にのし紙だけでももちろん構いません)
一升瓶を頼まれることがほとんどですが、四合瓶でも縛れます。
縛るのにお金は掛かりますか?
技術料等はいただいておりません。無料でのし紙までお付けしてお渡し致します。(のし紙に関してはまた別の記事で詳しく説明したいと思います)
中には「包装はいいから車で運ぶ際に転がらないようにするために縛ってくれ」と、それぐらい気軽に頼まれる方もいらっしゃいます。
その場ですぐに縛ってくれますか?
2本縛り一組ぐらいでしたらそれ程時間はかかりません(2,3分くらい?)。その場ですぐに対応できます。
ただし他のお客様の来店状況であったり、のし紙の文字がかなり複雑であったり、たくさん頼まれる場合などはかなり余裕を持って来店していただくか、事前にご連絡をいただく、もしくは注文だけをして後ほどまた取りに来ていただくなども考えていただけるとスムーズに対応できるかと思います。
(お歳暮や年末で混雑する12月は特に)
紐の材質はくわな屋では麻紐で縛っています。 見た目も目立たず、すべらずに緩みにくくもあるので。とはいえそれでも時間が経つと少しづつ緩みやすくなりますので運ぶ際には気をつけてください。
縛ったまま郵送はできますか?
縛った状態で郵送をしますと、紐が緩む可能性 、配送中に割れる危険性、実際に割れた際の保証の問題等から基本的にお断りさせていただいております。
縛ること自体はそれ程難しくないですので(特に2本であれば)、紐と熨斗はお付けしますので送られた先で縛ってみてはいかがでしょうか?
以下写真



撮影用にササッと作ったのでやや紐の位置が高いですね。それと、ネットで検索すると3本縛りは2本側、5本縛りは3本側が正面を向いているものが多いようです。(どちら側もありましたのでどちらが正しいというわけではないと思います)
北本ではこの写真の向きしか見たことないですが、言われてみれば逆でもよさそうですね。