毎年、春先に搾った日本酒を蔵の近くにある、平均13度の洞窟で半年以上寝かせて熟成されます。
元々は野菜の貯蔵などに利用されていたといわれる洞窟はあまり広くはありません。
ですので、我々酒屋はお酒を搾る前から注文を入れ、割当による決まった量しか熟成できない受注生産の貴重なお酒です。
光もなく一定の温度で熟成できるその環境。
このお酒の味わいが「洞窟での熟成によるものである」と言い切ることはできませんが、この日本酒は確かに美味しいです。
2種類あり、片方は特別純米酒で、もう片方は吟醸酒。
味わいは、まず元々のお酒の造りは越乃景虎らしい淡麗辛口のスッキリとしたキレ味のあるタイプ。
それが熟成により角が取れて口当たりは非常に柔らかく、絶妙な旨味のノッたお酒へと変わりつつあります。
2本を比べると、やはり吟醸酒のほうがよりスッキリ感と雑味のなさが魅力。
特別純米のほうが香りも落ち着いており、旨味があるのでぬる燗もいいかなとそんな感じです。
私の場合ですが、毎年この日本酒が売れだすと冬を感じるものです。
年末ぐらいまでは確実にあると思いますので、ギフト用としてもいかがでしょうか?
全て箱入りなのもポイント。
特別純米酒(写真左側のちょっと細い箱の方)
720mlが1,900円。1800mlが3,480円
吟醸酒 (写真左、デラックスなカートン入り)
720mlが3,350円。1800mlが6,180円