甲子と書いて(きのえね)、六十干支の1番目だそうでそちらは(こうし、かっし)と読むことも間違いではないらしく、なにはともあれ縁起の良い名前の日本酒です。
造り手は飯沼本家、千葉県酒々井町の日本酒なのですが個人的にはこの酒の漢字が使われている街の名前に惹かれたりもします。
よく、酒の漢字が付く市は全国に山形県の酒田市のみと聞いていますが、市町村名までいくと意外と他にもあるのかなと、酒々井町を知ってから思うようになりました。
調べたことはないですが(笑)
そんな、甲子よりまだ1月ではありますが春の日本酒が入荷しました。
春酒香んばし
味わいなどに関しては、メーカーからの引用になりますが・・
春風のような華やかな香りと、奥行のあるボディ。軽やかにそれらをまとめ上げる、微発泡でフレッシュな口当たり。
https://www.iinumahonke.co.jp/lp/kinoene-haruzake-kanbashi
正しくその通り。
微発泡というと誤解を招く場合があるのでもう少し説明しておくと、グラスに注いでも泡はほとんど見えないレベルなのですが、口に含むとピリッとくるようなそんな感じの本当に繊細な泡です。
後からガスを加えたとかでもなく、酒造りにおいて発生した通常ならばその後の工程で消えてしまう炭酸ガスを丁寧にビンへ閉じ込めた本当に繊細な泡。
近年はそんな繊細な僅かなガスを感じる微発泡は増えていますが、甲子さんのガス感は全国的にみても頭一つ抜けてる感じがします。
ちなみに微発泡という言葉で何故誤解を招くのかというと、開けた瞬間にすごい勢いで吹きこぼれるほど凄い微発泡があったりと、同じ言葉でも差はまちまちなのです。
そんな春の甲子、奥行きのあるボディは微発泡なガスのお陰でさらっと飲めるとっても美味しいお酒に仕上がっており、ガスの舌触りも含めてどちらかというと若い方や女性に人気が出そうではありますが、意外とこのタイプが好きな甲子ファンのおじさんも多いので興味をもたれた方はまず手にとってみてほしいです。
「こうしえんくれ」って言ってくるおじさんとかもいますので(笑)
簡単なスペック
造りは純米大吟醸の生酒
麹米は山田錦、掛米は美山錦の精米歩合50%
価格は720mlで2,200円となっております。