124年ぶりの2月3日の立春に搾られた開華 立春朝搾りという日本酒が発売

令和3年開華立春朝搾り

毎年「これから暖かくなるぞ」という春を迎えるおめでたい立春の日にふさわしい「立春朝搾り」という日本酒が全国44の蔵元から発売されます。

令和三年開華立春朝搾り

当日搾られた日本酒を当日のうちにお客様のもとへ、できたての日本酒を届けるためには通常の配送では間に合いません。

そこで、酒屋さん自ら午前0時から搾られた日本酒を酒蔵まで取りにいってきます。

くわな屋も栃木県佐野市の第一酒造、開華の蔵元さんまで毎年お酒を取りに行ってまいりました。

開華さんは1998年に全国で初めて立春朝搾りを行った蔵元。

ですので、今でも関東一都六県から酒屋さんが立春朝搾りを取りに訪れます。

日の出より前に蔵元へ到着し、社長の開会宣言から始まる立春朝搾り。

赤城神社の宮司さんによるお祓いを全員で受け、みんなで記念撮影をし、肩ラベル貼りを手伝い、他の酒屋さんたちと近況を話しつつ佐野ラーメンを食べて帰ってくるというのが一連の流れ。
 

コロナ禍中の立春朝搾り

しかし、今年はコロナ禍。しかも緊急事態宣言中。

124年ぶりの2月3日の立春の日の立春朝搾りは非常に簡素なものでした。

朝7時、日が昇ってから家を出発。
第一酒造に着いた直後に立春朝搾りを車に積み込みすぐさまとんぼ返り。

滞在時間は5分程度だったでしょうか。
ある意味非常に思い出深い年になりました。

しかし、裏ではしっかり開華の社長、杜氏、日本名門酒会の本部長含めお祓いを受け、いつも以上に気合の入った日本酒となっております。

店長も早速いただきましたが、非常に上品な吟醸香漂うフレッシュかつ口当たりの良いスッとキレる純米吟醸無濾過生原酒でした。

基本的に予約限定のお酒ではあるものの、残りわずかですが予約がなくともお買い求めいただけます。

搾った当日はもう間に合わないかもしれないけれど、とっても美味しい日本酒ですので是非手にとってみてください。
 

立春朝搾りのスペック

スペックは五百万石と美山錦を55%まで磨いた純米吟醸酒の無濾過生原酒。

当然、要冷蔵ではありますが今の気温であれば直射日光にさえあてなければ短期間ならなんとかなるかなと思います。

上品で存在感のある吟醸香と、フレッシュで優しい口当たり。
開華さんのお酒のよさがよく出ているかと思います。

価格は1,760円。
お早めに。