くわな屋でお配りしているチラシにも載せていた「木戸泉 はつしぼり 生原酒」が入荷いたしました。
そもそも木戸泉とはどんな蔵か。

千葉県のいすみ市にある蔵元です。
よく水戸泉と名前を間違われますが、茨城の蔵ではありません。
当時村の入口にあった木の大きな扉。
その近くから酒造りに適した良質な水が湧き出ていたことから木戸泉という名前になったと聞いています。
木戸泉は造る日本酒にも色々な特徴があります。
●まずは、熟成古酒のパイオニア。戦後いち早く熟成古酒を造りはじめ、今でも50年以上前の日本酒を販売しています。
●低精白。吟醸酒を造らない。つまりあまりお米を磨かない。今でこそSDGzの観点からそういう酒造りを心がける蔵も増えましたが、何十年も前から先駆けてます。
●高温山廃。酒母を造る際の独自の製法で1度温度を高めてから乳酸菌を添加し、乳酸を得る手法。
熟成によく向く濃厚多酸なタイプに仕上がります。
●酒母一段仕込み。AFSという名前で販売していますが(今くわな屋にはありませんが)これも特殊な製法で高温山廃と組み合わせて果汁のようなジューシーな清酒を造っています。
そんなこんなで製法に関しては説明しづらい部分が多いことは否めませんが、刺さる人にはたまらない何十年も前から流行りのタイプとは真逆の日本酒を造り続けている酒蔵です。
そんな珍味のような日本酒の中で、やっぱり米の旨味はしっかりあるけれど木戸泉初心者はまずここから試してほしいのが、今回紹介します「はつしぼり 無濾過生原酒」
お米は千葉県の酒米「総の舞」を使用し、精米歩合は65%
ちなみに、去年までは本醸造だったのですが今年から純米になりました。
そういう意味でもお得です。
是非、応援も含めて飲んでみてください。
価格は、720mlが1,490円。1800mlが2,840円となっております。