久々にマグナムボトルのワインを入れましたので今回はマグナムボトルというものをご紹介させていただきます。
日本酒のボトルは一升瓶1800mlが基準となっていて、四合瓶720mlやサンデシ300mlなど複数のサイズがありますが、値段的にはそれらのサイズがある中では基本的に一升瓶で買うのが最も割安となります。
ワインも同様に様々な容量の種類があり、750mlがレギュラーボトルといわれる最も基準的なサイズ。(フランス語ではブテイユ)
ピッタリ半分375mlの量のハーフボトル、逆に倍の量1500mlというものもあり、これが今回ご紹介するマグナムと呼ばれるサイズになります。
ちなみに、トップの写真は後ろ左側が一升瓶、その右に四合瓶。手前の中央がマグナムボトルでその右側がレギュラーボトルとなります。
値段的に見ると一番お得になるのはレギュラーボトル750mlのサイズです。
一見日本酒とは違うように感じますが、日本酒でも他の業界の話でも結局は同じで、最も流通しているサイズがコスト的にも一番安くなるんですよね。
となるとワインの場合、マグナムじゃなくてレギュラーサイズを2本買ったほうがいいじゃんって普通は思いますよね。
瓶詰めされるまえのワインがきちんと同じものという前提で。
で、ここでタイトルに繋がります。
マグナムボトルは液体の量が通常の2倍なので、熟成はよりゆっくりとなり口の部分はさして変わらないので瓶内の空気はレギュラーと同じ量。
つまり酸化もゆっくりと進みます。

ここだけみるとあまり違いはわかりません。

私自身フランスで何度もマグナムボトルに感動させられました。
まぁ、厳密に同じワインを飲み比べたことはそれほど多くありませんし、熟成は波のように変化しますので、常に必ずマグナムのほうが状態がいいということではないことは断っておきます。
ただ、 映えるんですよ。マグナムボトル。その場では。単純に大きいからということもありますが、華やかででっぷりと重厚感もあって。
大きさ的には一升瓶に近いですが、マグナムのほうが背が低く厚みがあります。
「その場では」と書いたのは写真だと伝わりづらいことが多々あります。比較対象があればまだよいのですがね。
くわな屋でも何度かマグナムも扱っていましたが、しばらく入れていませんでした。なかなか日本だと、フランス以上に需要が少ないですからね。
家飲み需要も増えていますし、日本でもよりパーティー文化が盛り上がるのではないでしょうか。そしてその際ぜひマグナムボトルを。
まだまだ珍しいですし、人数が多い時は絶対に盛り上がりますよ。
私ももちろん、1人で飲むためにマグナムを開けようなんて馬鹿な真似はしませんが、ワイン会でも積極的に開けていきたいと思います。