今日も日本酒のご紹介ですが、よろしくお願いいたします。
滋賀県は琵琶湖の北西側にあります、萩乃露の初夏の限定隠し酒。
生酒です。

ちなみに萩乃露の酒蔵名は「福井弥平商店」というのですが難しいので特に覚えなくていいと思います。
この「雨垂れ石を穿つ」(以下「雨垂れ」)は秋の終わりに通常の火入れ版が出て、初夏には生酒バーションが出ています。
毎年大人気であっという間に蔵元完売してしまうんですよ。
最初に造られたのは今から7年前。
その年は台風の被害でお米がほとんど収穫できず、その中で奇跡的に被害をまぬがれた貴重なお米を特別なお酒にするためにと、お米に対して仕込み水の量をグッと少なくする「十水仕込み(とみずじこみ)」で造ったのがきっかけ。
結果、驚くほど美味しいお酒が出来上がり、驚きを意味する感嘆符「!」は別名「雨垂れ」とも呼ぶことから、それにちなんで「雨垂れ石を穿つ」という名前になりました。
よく見ると、ラベルやバーコードも!で表されているおしゃれなラベルです。
味わいやスペックに関して
肝心の味わいですが、仕込み水の量を減らすとどうなるか。
濃厚になるのは間違いないのですが、それでも濃厚なのに後味はサラッとして、確かにびっくりするほど美味しいお酒になります。
濃厚旨口、後味キレ良し、温度万能、イタリアンや中華といった洋食などにもバッチリ合います。
造りは特別純米酒。速醸もとの十水仕込。
原料米は、吟吹雪と山田錦、ともに滋賀県産です。
きょうかい9号酵母を使用し、アルコール15度の生酒で要冷蔵。
もう既にそこそこ売れつつありますので、是非お早めにお買い求めください。