秋の日本酒「ひやおろし」の前回に続き2本目の紹介となります。
またまた山廃仕込みのもの。
秋田県は飛良泉の「マル飛 山廃純米ひやおろし」です。
元々このマル飛シリーズは秋田県が開発した4種類の「秋田酵母」の酵母違いから始まり、以前紹介したこともある秋田県の新しい酒米「百田(ヒャクデン)」を使用したものなどが増えました。
で、今回紹介するひやおろしバージョンは、秋田酵母ではなく日本醸造協会が広く普及させている協会酵母を使用したもの。
より詳しく説明するともともと協会14号酵母というものは金沢国税局の管轄で管理されていたことから金沢酵母とも呼ばれています。
その14号酵母の、発酵中に泡が出ない変異バージョンである協会1401酵母が今回使用されている酵母となります。
まぁ面倒な話はともかく、旨味とまろやかさを中心にバランス良く仕上がっているなという感想の飛良泉 マル飛 ひやおろし。
原料米は美山錦と秋田酒こまちを使用し、精米歩合は60%
山廃仕込み特有の酸味もあり、かといってクドくなくまろやかでキレもよい。
飛良泉らしいというか山廃仕込みの概念が変わります。
一応要冷蔵にあたる商品ですのでその点はご注意ください。
そして若干量が少ないので欲しい方はお早めに。