劣化しにくい? 雪国酵母を使用した「秀よし 特別純米生貯蔵酒 雪国酵母」

秀よし特別純米雪国酵母

前回、隠し酒に関して説明しつつ甲子のお酒を紹介しましたが、今回も隠し酒です。

銘柄は秋田県より「秀よし 特別純米生貯蔵酒 雪国酵母

まず、このお酒を説明するにあたって1番の肝は「雪国酵母」であります。

最近、お酒に使用される酵母って本当に色々と増えていて、酒米よりも更に複雑化しているので一つ一つ覚える必要はあまり無いとは思いますが・・・

この雪国酵母は正式には、「AKITA雪国酵母UT-2」と呼ばれる酵母で名前にある通り秋田県酒造組合が開発・管理している酵母ということです。

で、ややこしいのですが雪国酵母にはUT-1とUT-2があってそれぞれ微妙に特徴が違うというあたりでしょうか。

雪国酵母自体の特徴としては、香りが劣化しにくいという事です。

例えばリンゴのような華やかな香りは劣化すると汗臭いような香りに変化しやすかったりしますが、その劣化につながる成分が少ないのだとか。

まぁ、リンゴ系の香りはUT-1の方で、UT-2は落ち着いたバナナ系のフルーティな香りの成分が多いのですが、もともとのお酒が非常に美味しいので酵母の特性に気づけるかは微妙なところです。

程よい酸味のあるふくよかな日本酒、ですので秋の味覚の食中酒としていかがでしょうか?

価格は720mlが1,250円で、1800mlが2,500となかなかリーズナブル。

生貯蔵酒(要は1回火入れ)ですが、要冷蔵ということもありません。