今回もまた新しい日本酒のご紹介となります。
蔵は秋田県にかほ市の飛良泉より「飛良泉 大吟醸 槽場選り抜き」というお酒で、簡単に説明しますと飛良泉の精米50%以下の大吟醸・純米大吟醸の「責め」の部分をブレンドしたものとなります。
「責め」とは
責め、というのはお酒を搾る際に出てくる部分のこと。
搾りはじめの最初に出てくる荒々しい部分が「あらばしり」。
続いて最もキレイでバランスの良い「中取り・中汲み」。
最後にしっかりと加圧をして出てくる部分を「責め・押し切り」と呼びます。
あらばしりや中取りと比べると「責め」の部分を詰めました、というお酒は比較的レア。
雑味が多いとは言われますがその一方で味わいは複雑で芳醇、他と比べると少しアルコール度数も高くなるようで最も通向き。
「責め」はある意味、ブレンドをするには適した場所なのかもと思います。
飛良泉酒造について
そして、造るのは創業1487年と全国でも3番目に長い歴史を持つ秋田の老舗「飛良泉」。
「山廃仕込み」には特に強いこだわりを持っている蔵ですので、確証はありませんがこのお酒にも山廃の大吟醸がブレンドされている可能性は十分にあります。
コロナ禍で残っているお酒をブレンドしたというものは去年からよく見ますが、このお酒は名門酒会加盟店のごく一部で毎年発売されるようです。
とはいえ、ブレンド酒は毎年味わいが違いますので飛良泉ファンの方は毎年の違いを感じていただきたいです。
容量・価格
肝心の価格ですが、容量は720mlのみで税込み1,572円。
大吟醸としてはリーズナブルではないでしょうか。
要冷蔵ではないという取り扱いやすい点もポイントです。
在庫の状況に関しては日本酒のページをご確認ください。