山廃の概念が変わる? 飛良泉のマル飛 山廃純米ひやおろしが入荷

飛良泉マル飛山廃純米ひやおろし

山廃仕込みの概念が変わるかも?
というくらい個性的な山廃仕込みの日本酒を造る、秋田県にかほ市の飛良泉の秋の「ひやおろし」が入荷いたしました。

丸いラベルでおなじみとなりつつある「飛良泉 マル飛 山廃純米ひやおろし

マル飛山廃純米ひやおろしボトル

実は去年の秋にも同じ名前、同じ価格のお酒を仕入れているのですが、ラベルが若干変わりましたので少し印象が違うかもしれません。

そして飲んで頂くと中身の印象はもっと違うかもしれません。
 

なんせ、去年とお米も酵母も違います。
 

そもそも、この飛良泉のマル飛シリーズというものは乳酸菌から醸す山廃仕込であることが基本で、後は酵母の違いによりお酒の特徴を変えています。

中にはりんごの果汁のように甘酸っぱいマル飛も存在します。
 

去年使用していた酵母は「きょうかい1401酵母(金沢酵母)」。
日本醸造協会が頒布している酵母なので比較的知られた酵母でした。ちなみに程よく吟醸香のあるタイプ。

そして今年は「IYAPU-1」酵母。イヤップ1酵母
秋田県立大学Akita Prefectural University の 岩野教授I と 横山教授Y が開発した酵母とのこと。

はい、現状よほどのマニア以外は覚えなくていい酵母です。
しかもこのIYAPU酵母。番号も1とか3とかあってネットで検索をかけても飛良泉の商品しかヒットしません。

まぁ、そんなうんちくはともかく、お酒の評価は先日行われた名門酒会の秋の試飲会でも大変好評でした。
(飛良泉の技術もありますがなかなか悪くない酵母のようです)
 

山廃の純米ながらほのかなバナナ系の吟醸香が感じられ、口当たりも柔らかくじわりと旨味が広がり、余韻もスー・・・ッと切れます。

簡単なスペックは、原料米が秋田酒こまち(去年は美山錦)。精米歩合60%のアルコールは15度で要冷蔵

サイズは720mlのみとなりまして、価格が1,760円。
 

美味しい山廃のひやおろしで食事を楽しみましょう。

 
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